2018年から本格的に始まった首都圏の私立大学の定員厳格化は、合否の状況をガラッと変えてしまいました。
合格者数の推移を見てみますと、厳格化の始まる前の2016年ではMARCH(学習院を除く)全体で86,162人だったのに対し、厳格化が行われた2018年では71,923人となり、およそ15,000人減っています。つまり2018年以前だったらMARCHに合格していた15,000人が不合格になったということです。
恐ろしいほどの減少です。それは必然的にMARCHの難化をもたらし、今までのような感覚で受験してもMARCHには合格できなくなったことを意味します。
当塾でも2018年の入試以来、偏差値の高い都立高校に通っている塾生から「先生、まだ学校ではMARCHに受かったという声を聞かない。日東駒専にも受かったという声もない」といった声を耳にするようになりました。これは如実にMARCH合格の難化を物語っています。
英・国はもちろん社会の力のずば抜けた力がなければMARCHの合格はつかめません。現役でMARCH合格を目指すなら早い時期からの準備が必要とされる時代になってしまったのです。